詐欺

ホーチミンに旅行したときの費用に関する出来事について。滞在記ではないのであしからず。



ほとんど授業に出席しないまま大学3年目の2013年度が終わろうとしていたころ。学部付きのカウンセラーからあるアドバイスをもらった。

現状打破のきっかけになるかもしれないから海外旅行でもしてみてはどうか、ということだった。


ギャンブル依存症は病気であり、ちょっと海外に行ったからといって状態が回復することは滅多にないだろう。と、今ならば分かる。

当時の私は自分の異常を認識すらしてなかった。だが、国外に遊びに行くきっかけとして、カウンセラーの言葉に食いついた。


旅費のために約一カ月、除雪現場で交通誘導警備のバイトをした。12万円ほど稼いだはずだった。給料日が帰国後だったので、旅費は一旦母に立て替えてもらうことに。9万円ほど。



帰国後、給料日。


事務所に給料を受け取りに行き、そのままホールへ。そして2日間で使い果たしてしまった。

このままでは母に返せない。借入先は見つからない。


そこで私が取った行動は、祖母への電話。緊張はしたが躊躇はしなかった。私にとって重要だったのは祖母がイエスというかどうかのみ。

「旅費が足りなくなってしまった。15万円貸して欲しい。両親には内緒にしてくれ。」


立て替えてもらったのは9万円。給料だって12万円。

-なぜ15万円なのか。

母に返した後に残る6万円でパチスロを打つためだった。


未だにこの15万円は返していないし、その意思も持っていない。祖母はこの真実を知らずにいる。


こんなリアルオレオレ詐欺の話。

コメント

タイトルとURLをコピーしました