仕事を始めて1カ月が経ちました。
ギャンブルをやめてからも1カ月が経ちました。
買ってきたお気に入りのイタリアンローストを瓶に詰める。久しぶりに間近で見る豆が記憶にあるものよりも黒光りしていて、それが変におもしろかったりする。
ギャンブルをやめてからはこんな具合で、夏場には失っていた感情が戻ってきました。
入社日は11月1日で最後に賭けた日が10月30日。
仕事を始めるにあたって、もう一度ギャンブルをやらない生活を始めてみようかなと。ぐっと決意したわけではないし、通院したりするわけでもなく。それでも、ギャンブルをやらない生き方を選択できるうちは、私もまだ救いようがあるのではないでしょうか。
やらなかったというよりは金が無いのでやりようがなかったのかな。いやいや、一枚100円の舟券を一枚も買わなかったのだから、やらなかったと自分を褒めてもいいでしょう。
給与が末締め当月末払いで、29日には再就職手当39万円も入金され。直後の週末には少し気持ちが揺らいだりもしました。
ギャンブル依存症の前では曖昧な決意なんてクソの役にも立たないし。やらずにいる自分をまた一日ずつ。
12月1日現在の状況です。
- 消費者金融借入残高 3社 計132万円
- クレジットカード利用残高 28万円
- 住民税 18万円 ←New!
元金の減らない返済や滞納していた家賃4カ月分などの支払いで生活費はあまり残っていません。でも、スーパーで商品をカゴに入れる度に足し算する必要がなかったり、知らない番号で着信履歴が埋まらない生活はいいですね。心穏やかに過ごせます。
鳴らない、電話
しばらくは毎月最低でも14万円ほど支出せねばなりませんが致し方ない。
副業でもって返済ペースを早めたいところでしたが、牛丼屋でのバイトは1カ月で辞めました。
金土22時~5時はきつかった。バイトに向かう前の時間がとっても憂鬱。眠気で土日が潰れる。返済よりも勉強を優先したい。ラジオリアタイ。などなど言い訳はいくつかありますが、無理しておかしくなってしまうよりはいいでしょう。ひと月前には1年間は続けると書きましたが。(https://hinatanideyo.com/zeroone/)
老舗企業の創業者が学生時代に新聞配達で学費を稼いでいた。みたいな苦労話を創ってみたかったのですが、若人の情熱と狂人の借金は並べられないというそもそも論。
20代では定職に就いたことがなく、前職を辞めた経緯とギャンブル依存症であることを踏まえれば、副業で深夜バイトなんて無謀だったかな。自分のキャパを過信していました。
一方で本業はすこぶる順調です。
9月下旬に仕事を探さないとなと思い始めたとき、まず頭に浮かんだのは軽配送業やタクシー運転手でした。それは新たな人間関係を作る必要がなく、一人で完結できるあるいは一人の時間が多い仕事というイメージがあったから。実際のところは分かりませんが。
ギャンブルへの依存と人とのつながりは反比例関係にあるようで。
今の仕事に応募するときボタンをクリックするだけでも相当にエネルギーが要りました。ギャンブルの慣性に抗ってエネルギーを消費した分、とりあえず方向転換には成功したと思っています。
毎日通うところがあるというのは幸せなことです。そこがいい環境であればですが。
マズローの欲求五段階説なんかで聞く所属欲求というものが、単なる学問的ワードではなく確かに人間には備わっていることを実感します。欲求を体系化するなんていかれてるよね。
まともに1カ月働いたというだけで、信用と時間をまた失ったという事実が消えたわけではないので。
地道に生きます。
悔やむことも当然……
やりきれぬ思いも当然
失ったものは大きく
得たものはない
― だがこれは前進である!!
過去を無きものになど
誰にもできはしない!!!
…………この病気の上に立ち!!!
生きてみせよ!!!!
私よ!!!!
12月9日Kアリーナのチケット、チケトレで当選しました!
これが毎月440円払ってきたゴールド会員の力です。
仕事を始めて生活の質だけでなく運気も上昇してきたかな。
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