4カ月半ぶりに定職を手にしました。
前職を辞めたころは、夏に向けて日が延びていく私が一番好きな時季でした。それなのにほとんど部屋から出られずにこの夏を終えてしまい。最近になって明け方に散歩をしてみたら、久しぶりに見上げた空からなかなか消えないオリオン座（私が判別できる唯一の星座）に、無情に月日は流れると知らしめられた気がしました。
各支払いが滞り、白米と調味料に飽きが来て、冷水シャワーがきつくなってきた9月末。
ようやく転職サイトから１社に応募しました。それから職務経歴書を作り書類選考、一次面接と進み、10月18日には二次面接の場で採用が決まりました。たった3週間。あっさり。
もっと早く行動できればよかったのですが、仮に真夏の候に戻れたとしても同じ道を辿るでしょう。後悔はしているけれど反省はできていません。就活はあっさりでしたが思考回路は相変わらずこてこてのギャンブル依存症者。
太郎ともう一人、サト（仮称）という親友がいまして。サトは小中高の同級生で、高校では部活も野球部で同じでした。そのサトに9月末に電話しました。40万円貸してくれって。
今まで太郎にもサトにも金を無心したことはありませんでした。もし借りれば何かが終わるという予感はあったから。しかしついに言ってしまった、貸してくれと。それも本当にずるい理由で。
再就職先が決まりさえすれば、手続きをしていなかった雇用保険を40万円ほど受給できる。その金があれば滞納している分をすべて支払えるが、実際に受給できるまで督促の電話は鳴り止まない。つなぎに日雇いのバイトをして少しずつでも払おうという気骨はない。でも家族にはばれたくない。
じゃあ借りるしかない。
サトはすぐに断ってきました。
サトは私という人間をよく知っていて依存症のことも分かってくれています。断られたことで目論見が外れた焦燥よりも、不思議と安堵が勝りました。そこから3時間ほど電話で話し相手になってもらいまして。
貸してもらえずによかった。もし借りていれば、面接を受けないで就活を先延ばしにしていたかも。それどころか支払いすらしない可能性も…なくはなかったと思う。
事実、数回だけ日雇いで働いたがバイト代はすべて食料とボートに消えた。
ガス会社と、消費者金融３社のうち１社（30万円分）から実家に連絡が行ってしまい。母親が支払ってくれていたことで、ガスは止まってから20日目に再開しました。今さら他にも100万円以上の借金があることや家賃を2カ月分滞納していることなどは打ち明けられず。
家族の心境を想像はするが、ただそれだけ。
再就職先の雇用条件についてはとても満足しており、前職での令和4年の数字と比較すると労働時間は半分、そのうえ年収は一割増しとなりそうです。応募の際に唯一の条件として残業の少なさを挙げていましたが、少ないどころかほぼ無し。期待する年収を大幅に超えてくる。思いがけないダブルレインボー。
勤続はわずか２年、辞め方はひどいものだったが前職の経験がつながった。ひとまずはそう言えるのかな。あ、次の職場も税理士事務所です。
当然ながら次の労働環境がいかによかろうとも、私が抱えている病気や問題点とは無関係ですから。再就職がフルオートでそれらを治療・解消してくれる訳ではないと分かってはいるつもりです。
それから、就活がうまくいかなかったときの保険として税理士事務所と同時に牛丼チェーン店のアルバイトに応募して働き始めました。無事に再就職先が決まったので牛丼をよそる必要はなくなったのですが、借金返済のために気分転換も兼ねて1年間は続けようと思います。
本業への影響を抑えるため、牛丼屋へ出勤できるのは必然的に金曜日と土曜日の深夜帯になります。でもね、大きな誤算が。
金曜日24:00からのこさかなのラジオと、土曜日25:00からのオードリーANNがリアタイできん！
特に毎月最終土曜日は25:00-29:00でオードリーANNからこのちゃんANN0のゴールデンタイムなのに。
自尊心でもって自己を認められているうちは０から１になることも、はたまた負数になってしまうことも１を超えていくこともあるかもしれない。だがギャンブルの沼に落ちてしまうと、概念として実数と同じように存在しているはずの虚数がそうであるように、自己は捉えどころがないものになってしまう。
…くみてん初センターの曲になぞらえて数を絡めてみたけれど、よく分からん。
『君は0から1になれ』初披露となった福岡公演は行けなかったし、ラジオはリアタイできなくなったし。
ギャンブルってクソだわ。
コメント