未来と今の両輪

最近、税理士になりたいという意志を再確認しました。



そもそも税理士に興味を持ったのは4年前、2019年11月にかとしがパーソナリティをしていたラジオ番組「レコメン!」での税理士会による特別企画がきっかけ。そのあたりの経緯については以前書いた記事(https://hinatanideyo.com/tax-accountant/)を読んでいただければと思います。

ってか4年も前か。まだ一科目も合格してない。


2021年8月に初めて受験した簿記論は不合格となり、それ以降は受験していない。仕事が忙しすぎて勉強どころじゃなかったからね。…というのは意志薄弱な自分を直視しないための逃げ道であって。パチンコを打つ時間はあったのですから。

将来設計の一つも持たない男に逆戻りするのが嫌で、きっぱりと夢を忘れることはできない。それでいて仕事の多忙を理由に夢への努力を怠る。そんな2年を送ってしまいました。



前回の記事に書いたように9月末にサトと3時間ほど電話しました。親友との会話とは面白いもので、すっかり冷めていた情熱をふつふつと沸き上がらせてくれました。


税理士となった暁には、いくつかのかなえたい夢や果たしたい目的があります。それらはサトと語り合ったものであったり、弟と約束したものであったり。

私の6つ年下の弟は、脱サラしてラーメン屋を開業するために最近転職したようで。修業を終え店を出すときには私が顧問税理士になると約束しました。


どの夢や目的も自分で描いた将来設計図ですから、それが絵に描いた餅に終わってしまうのかは自分次第。

再就職先では残業がほとんど無いようなので、仕事の忙しさを言い訳にはできません。所長は資格取得について、私にその意志があるのならば応援するし挑戦するべきだと言ってくれました。試験直前には業務量や休暇について配慮してくれるそうです。

ということで、退路は断たれました。



「LIGHTHOUSE」3話で星野源さんが“未来への期待”と“今の幸せ”について言及していました。

ドーパミンは未来への期待からくる物質で、その量になれてしまうと更なる期待感を求めるようになる。セロトニンなどは今の幸せからくる物質で、両者をバランスよく摂ることで生き方もよくなっていく。

星野さんが、若林さんは今に飽きているように見てとれると指摘したところから展開させていったこの話。私には飽きるほどに満ちている何かはまだありませんが、納得させられた話でした。


自尊心が低く、生き方に安心や安定がない私は期待物質に依存してしまう。私が依存してきたそれはギャンブル好きが言うところの“脳汁”で、摂取は容易だが質は悪い。

仕事を始めて、地に足をつけて生活を送る。そして自分の未来から良質の期待物質を獲得する。

メダルやボートなんかではない、もっと大きなもので博打を打つ。


2019年2月から数年間、ギャンブルをやらない生活の中で私も未来と今を両立させられていたと思う。人間らしい生き方も、私にしかできない生き方も、やってやれないことはない。

2022年のお盆、最北のLIGHTHOSE

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