ユメの話

今回はユメの話。

ただし、人生における目標というような壮大な話ではなく、睡眠中に見るアレである。若林イズム(青銅イズム?)からすれば、ユメの話なんて公に発信するべきではない。しかし、私が見ていたユメに独自の特徴を見出したので紹介したい。



私は人生のある期間に3つのパターンのユメを繰り返し見ていた。またこのパターンね、ハイハイハイ。と、眠りながらにうんざりしてしまうほど何度も見た。ある期間とは、すなわち大学に在籍していた期間である。3パターンのユメには当時の私の状態が色濃く反映されていた。


1つ目は、「体が浮いてしまう or 体が回転して止まらないユメ」だ。

これは体が浮いて空を飛んでしまったり、ひたすら回転してしまうというユメ。そして、たいてい何者かから逃げているシチュエーションがセットになっていた。

体が浮いてしまうのは現実において地に足がついていない様を表し、回転してしまうのは回胴式遊技機を眺めるだけの生活を送っていたからだろうか。“何者か”というのは借金の督促か、現実か、はたまた自分の本心であろうか。


2つ目は、「車の運転をしていて事故を起こすユメ」だ。

私が運転する車には家族が同乗していて、そして必ずブレーキが壊れていた。ブレーキは全く利かないという訳ではないのだが、決して停止させることができなかった。そして、警察に追われていた。

私は車の運転が大好きなのだが、暗黒期間にはユメの中ですら趣味を楽しむゆとりがなかった。警察に追われていたのは現実における良心の呵責といったところか。


3つ目は、「野球で活躍しないユメ」である。

小中高の時分に所属したいずれかのチームが試合をしているのだが。毎度、私は思うように体が動かせなかった。上手くいくイメージができても、そもそも起用されないこともあった。監督に怒られたり、チームメイトに泣きながら謝っているユメもよく見た。

これは実際の過去の追体験といったところか。高校卒業以降、新しい体験をインプットしてこなかった私には、フレッシュなユメを見る素地が備わっていなかったのだろう。


あと、ギャンブルが止まって数カ月のうちは、ユメの中でパチスロを打ってしまい目覚めて胸を撫で下ろすなんてことも数回あった。



このような暗いユメを何十回と見た。

しかし、気づけば一年近くはそれらのユメを見ていない。ホール通いと同様に日課であったはずなのだが。安定してきた状態、心境の変化が投影されているということであろうか。不思議なものね。



という、お話。(〆は春日イズム)

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