2019年の総括。



年の瀬に一年間の総括をしようというブログタイトルが「初」なのは少し違和感があるかもしれないが、とにかく今年は“初めての~”をたくさん経験した。“人生で一番~”という事柄も多い。


まず、「良い一年を送れた」という気持ちで年越しを迎えることが初めてだ。高校生の時分まではそんなことを感じる暇もないくらい活発に日々が過ぎたし、高校卒業後は言わずもがな。まあ最後にギャンブルをしたのが2月14日なので、正確に一年間をクリーンな状態で過ごした訳ではないが。

それでも、良い一年になった最大の要因はクリーンな状態でいる日数を更新しているということだろう。ギャンブルに一度でも手を出せば一瞬で崩壊してしまう穏やかな日常。

2010年代、私の20代はまさに暗黒時代だった。 暗黒時代とは言っても、レバーを叩いてキマっていただけだ。真に苦しめられたのは私の家族なのだろう。 この一年も何一つ苦労はしていない。それでも20代の最後にしてようやく生を楽しむ覚悟、の準備ができた、ような気がする。後で振り返ったときに、人生の分岐点だったと考えるとしても大袈裟ではない。


次は、初めて「アイドルを好きになったこと」について。日向坂46(けやき坂46)を知ったのは昨年の春だが、こんなに好きになっちゃったのは今年から。2017年以前の自分に“おひさま”になると伝えても理解できないだろう。人生って何が起きるか分かりませんね。

人生で一番“泣いた”のが今年。悲しくても嬉しくても泣いた。涙が流れるという現象が好きだ。心が軽くなり活力が湧いてくる。日向坂には何度も泣かせてもらった。感情を取り戻した一年でもあった。

心が動かされるというのは、バイタリティの源だ。感動する時のエネルギー損失が具現化したものが涙。損失率が一定だとすると、涙の量に比例してバイタリティも増加していることになる。すなわち、「涙の数だけ強くなれるよ」ということ。

なんて戯言を挿みつつ。


初めて買ったCD「走り出す瞬間」、初めて買ったDVD「オードリーのオールナイトニッポン 10周年全国ツアー in 日本武道館」などなど素敵な宝物。初めて買った写真集「立ち漕ぎ」には涙が溢れた。

それから初めてのライブ「ひなくり2019」―


年間で読了した本も人生で一番多かった。その中で「ナナメの夕暮れ」が一番おもしろかった。リトルトゥース補正が掛かっているかもしれないが、おすすめの一冊。あとは、観賞した映画の本数も一番だ。


ブログを立ち上げたことも初めてだし、はっきりと自分の意志で勉強を始めたことも初めて。生きていく上での目標なんてものも初めて。

生活保護を受けることも初めてだが、これは二度目がないよう。



日向にでたとは言えないが、被っていた布団を剥がすことはできたかな。何にせよ、幸運な一年だった。今の私が誇れるたった一つのものは、恵まれた環境。環境とは、私を支えてくれている人たちのこと。家族、友人、バイト先の人たち、病院関係者。いつもありがとう。


来年はもう30歳。

30歳と言えば今から11年前、2008年のM-1でオードリーが伝説の幕を開けた時の年齢だ。私は自分自身のこの先が楽しみだ。年を重ねることが楽しみに感じられるときが来るとは。奇跡や。

あ、私も41歳になる年に15歳下の女性と結婚できるようがんばろう。



日々是好日。

新年最初の更新は1月13日にします。第1月曜日(6日)には更新しませんが、年末年始の延長営業で発作が起きている訳ではない(はず)です。2020年もよろしくお願いします。

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